暇を持てあましたハナさんが、階段の柵から顔を出して下界を見渡し中ー
観察されているような、見張られているような⁉
ハナさんのかなりの暇っぷりが伝わってきます。
顔が柵の幅よりもデカイから柵に挟まっているように見えます。
柵をくぐるとき、顔を縦にしてそーっと通してる様子が何とも微笑ましいです。
柵から抜くときは、大抵失敗してつっかえるのですが、それもまた愛嬌があって可愛いのです。
おデブのハナさんが柵に飛び乗ると、「ガシッ!」ていう変な音で柵がきしみます。
見上げると、短い足をバタつかせてよじ登ろうと、必死で柵にしがみつくブサイクなハナさんの姿です。
猫には相応しくないその可愛い姿を、ビデオに収めたいと狙っていたのですが、引っ越すことになったので、とうとう撮れないままでした。
そして、今度のお家は平屋なので階段がないのです。
猫が高いところを好きな理由は?
猫が高いところを好きな一番の理由は、安全だからのようです。
高いところなら外敵に襲われる危険が少ないですし、万が一の危険をいち早く察知できます。
危険を感じると急いで高いところに非難するのは、本能的な部分が残っているからのようです。
ところが、ウチの猫たちは、危険を感じてもとっさに高いところに登れるような機敏さや身軽さは失くしたようで、一目散にベッドにもぐりこんで隠れます。
もはや本能は、脂肪に負けてしまったようです…”(-“”-)”アーア
また、猫は警戒心が強い上に縄張り意識が強いので、他の猫よりも優位に立ちたいという気持ちも、高いところが好きな理由だと言われています。
登るのは得意!なのに降りるのは苦手なの?
猫はバランス感覚が優れているので、不意に高いところから落ちたとしても、体制を立て直して見事に4本の足で着地します。
それは、三半規管が発達していることや、視覚からの情報伝達によってできることのようです。
猫が木に登るときは、爪を立てて勢いに任せて一気に登ります。
ですが大抵の猫の場合、降りるときは木にしがみついて爪を立ててズルズルと後ろ向きに降り、飛べそうな高さになるとジャンプして降りるようです。
なので、不意に落下した場合など、体制を立て直して着地することは得意ですが、ジャンプができないほどの高さがある所から普通に降りるのは、案外苦手なようなのです。
ハナちゃん、またそんな高いところで得意そうにしているけれど、そこはハナさんみたいなブタ猫さんが落ちると、大ケガをするかも知れないくらい高いところなんだからね!
もしかして、降りられなくなっているのかもと、気をまわして降ろそうとすると、体をガチガチに硬くして、「グルゥ~」と低い声で唸って柱にしがみつくので、降ろすのを諦めて仕方なく見守ることにしました。
いくら猫のバランス感覚が優れているとは言え、外猫に比べると、家猫の運動神経はかなり劣るだろうと思います。
例え大丈夫と言われているような高さでも、猫それぞれの大丈夫な高さは違います。
危ないと感じたときは、気をつけて見守らなければと思っています。