新築住宅の間取りを考える場合に、リビングルームとダイニングルームをつながった空間にされるお宅が多いと思うのですが、その場合の照明設備は、みなさんどんな風にされているのでしょうか?
ダイニングの照明をダクトレールにした場合に設置する位置はどこ?
上のイラストは、私たちが建築している住宅のリビングダイニングの照明で、ダクトレールを設置する位置を考えているものです。
ダイニングテーブルの真上に照明がくるようダクトレールを設置する予定でいました。実際にダイニングの照明をこんな風にされるお宅は多いようです。
なので、私たちも深く考えることなく、テーブルの真上に照明がくる位置にダクトレールの設置を決めていたのですが…少し心配なことがいくつか浮かんできたのです。
例えば、今の段階では、ダイニングテーブルの後ろに収納棚を置く予定でいるのですが、それってホントに置くだろうか?もしも住み始めてダイニングテーブルの後ろには何も置かないとなったら、テーブルの位置が変わる可能性があるのでは?とか…
例えば、通路側の座席のスペースは、なんだか少し狭いような気がしない?通路を歩くときに椅子が邪魔になったりしないかな?とか…
例えば、照明をダイニングテーブルに合わせると、ダイニングテーブルを置く位置が「ココだけ!」に決定されてしまうよね。ホントにそれで大丈夫?この先、移動したくなることがあるかもよ?とかとか…
そんなことをアレコレ考えているうちに、そもそもダイニングテーブルの真上に照明は必要なのか?と、疑問に思いはじめたので調べてみました。
ダイニングテーブルと照明を配置したイメージです。照明がダイニングテーブルからズレていると安定しないというか、せっかくの照明が何だかもったいない雰囲気で残念な感じに見えてしまいます。
そうして、心配を解消するために調べてみると、ダクトレールの照明とダイニングテーブル、どちらも干渉し合わないように設置するという方法があったのです。
それだと後々にダイニングテーブルを移動したくなった場合でも、照明の位置を気にせず家具を自由に配置できるので、ダクトレールの位置が決めやすくなり、使い勝手が良さそうで私に合っているようなのでした。
そんな理由でダクトレールの設置位置は、90度回転してダイニングテーブルと干渉しあわない位置にすることで落ち着きそうです。
最終的にダイニングテーブルの真上に照明は必要なのでしょうか?
ダイニングテーブルの真上に照明があればとてもおしゃれです。照明がテーブル上やテーブルを囲んだ人たちを、温かく素敵に演出してくれるので、お料理がいっそう美味しく楽しい雰囲気になります。
なので、ダイニングテーブルの真上に照明があることが、どこよりもしっくりくる設置場所のようです。そんな中で、ダイニングテーブルを気にしないで設置する方法もあるということのようです。
照明を考えていて気になることが出てきました…
ダクトレールの位置を考えている中で、キッチンの横を通ってトイレまでの3m50cmの通路に照明がないことが気になりはじめました。
夜中のトイレは暗くない?設計上だと大丈夫だから照明の設置がなかった?それとも私たちが気づいて設置すべきだった?
このことに気づいたのは、かなり後だったので聞けないままなのです。何も言われなかったので特に問題はないのだろうと思うのです。けれど…少し心配だったりもするのです。とは言っても、これまでに細かいことをたくさん質問したりお願いしているので、担当さんもいい加減うんざりかも…と考えると、聞きにくかったりするんですよね。
追記…①
上記のトイレまでの通路に照明がないことが気になっていたことについてなのですが…上棟式の数日後に予定していた、コンセント位置や照明位置を最終決定する日に、ダクトレールの長さを変更することで解決ができました。
ダクトレールの設置方向を、最終的にダイニングテーブルと干渉し合わない方向に取り付けることにし、長さを2mから3mに変更してもらうことで、ダクトレールから通路に向けて照明を当てることで解決できるだろうという結論になりました。
追記…② 完成したダイニングのダクトレール照明
ダクトレールの照明は、こんな風に完成しました。
ダイニングテーブルは、買い替えを予定していた4人掛けのテーブルは買わず、以前から使っていた小さな2人掛けのテーブルを置き、椅子も以前からの物(イームズ アームシェルチェア)です。
照明は、シンプルな裸電球のスポットライトタイプにしました。コードで吊り下げるペンダントタイプは、やはり真下にテーブルがないと不格好なイメージなのであきらめました。天井にフックを付けて、ダクトレールからテーブルの真上に引っ張ることも考えたのですが、電球を好みの方向に調節できる直付けタイプが使い勝手が良さそうでした。
消灯時と点灯時を比較してみました。
ソケット部が木製なのと、電球のオレンジっぽい光とよく合って暖かく落ち着いた雰囲気です。比較的明るさを抑えた暖色系の穏やかな色なので、目が疲れにくくリラックスしたい場所に良いようです。また、料理を美味しく見せる色とも言われています。
ぼんやりと天井に映し出された、裸電球の光と影の模様を眺めながら、猫たちとゴロゴロだらしなく過ごす休日は至福です=^^=気軽にライトを交換して雰囲気を変えられるのもメリットです。ほぼ満足な仕上がりになりました。