平屋で暮らす良さというのが見直されていることで、平屋住宅を建築する人が増えているそうです。
なので、最近の平屋は、外観や間取りがとても機能的でおしゃれになってきています。そんな平屋住宅の機能的でおしゃれな間取りを考えてみました。
夫婦で暮らす小さな平屋のおうち
仲良しのご夫婦が、定年後に二人で暮らせる小さなお家をイメージした、約22坪の平屋住宅の鳥瞰図(ちょうかんず)です。
鳥瞰図というのは、鳥が高い所から見ているような、高い視点から見下ろしたように描いた図面のことで、空間の全体的なイメージをつかむことができます。
リビング・ダイニング・キッチン・パントリー
パントリーは、作業中の移動が少なく使い勝手がいいように、キッチンと横並びの配置にしました。
また、冷蔵庫とオーブンレンジをパントリーの中にいれてしまうことで、キッチンをスッキリとおしゃれに見せることができます。
リビングには、50インチの大きなテレビや3人掛けのソファーも設置が可能です。
寝室・ウォークインクローゼット
寝室は、空間を半分に間仕切りして、それぞれのプライベートスペースに変更してもステキです。
ウォークインクローゼットは、衣類以外の収納もかねて約4帖のスペースを取りました。
2人分の衣類や布団など、家じゅうの物をまとめて収納しておくと、しまい忘れや探し物などが減って管理しやすくなります。
サニタリースペース
洗面所と脱衣スペースを分けました。
浴室、トイレ、洗面所、脱衣所などのサニタリースペースは、家族が頻繁に使用する場所なので、スペースを分けることでお互いが気遣いをせずに利用できます。
脱衣所にイスを置くスペースを設けると、入浴時の着替えがしやすく安全になります。
また、洗濯室を設けることで、便利になることがたくさんあります。
例えば、洗濯物を干していても、急な雨などのお天気の変化を気にしなくてよくなったり、干し忘れて冷たくなった洗濯物を、慌てて取り入れるといったことがなくなります。
梅雨時期の部屋干しにこそ大活躍の洗濯室は、生活空間に余分な湿気を入れなくてすむので快適です。
シューズクローク
最近の新築住宅で、シューズクロークを設ける家が多くなっているようです。
広くなくていいので、シルバーカーや杖などを置けるスペースがあると、玄関が片づいて来客時にもスマートですし、何よりも出入りがしやすいです。
機能的で快適なスペースで暮らせるように…
すぐ目の前まで迫った老後を、なるべく子供に世話をかけずに暮らせるように、まだ少し頑張れる今のうちから、少しでも考えて準備したいと思っています、
高齢になった後も、これまでと変わらない生活を、自力で続けられるための工夫や準備は、誰にも気兼ねなく気楽に暮らしたい自分自身のためなので、頑張りがいのあることです。
そのために必要な最小限の空間を、シンプルで機能的におしゃれにできれば、きっと毎日がステキになると思います。
けれど、何もかもを揃えるのは難しいので、少しでも自分がしたい暮らしに近づけられればいいなと思いながら、間取りを考えるのはとても楽しいです。