平屋の暮らしを手に入れる!平屋住宅がおすすめな理由

ダイニングテーブルのイラスト

2回目の新築の間取りは、これからの暮らしを考えて平屋に決めました。

まだ若かった30代後半で初めて建てた家は、吹き抜け階段に憧れて建てた2階建てだったのですが、数カ月前に15年暮らしたその家を、住み替えのために手放しました。

住み始めた当初は大満足だった家なのですが、住んでいるうちに生活の状況が変わり、少しずつ使い勝手が悪い家になっていったのです。

最初の生活の変化は、私が膝を粉砕骨折したことで、膝が曲がりにくくなり階段の上り下りが大変になったことです。

また、同居する家族が減って、家の中がとても広く感じるようになりました。

そして、年齢を重ねた現在の私は、高齢になったときの住み方を、まだ無理がきく今のうちから真剣に考えようと思い始めました。

現在の私たちは、大人二人(私と長男)と猫二匹のちいさな家族です。

吹き抜けがある二階建ての住宅は、猫たちが駆け回るには良い環境でしたが、私たち人間には広すぎる空間でした。

勉強部屋のイラスト

また、リビングに吹き抜けの階段があったこともあり、夏と冬の光熱費が大変でした。

私の中には、もっとこじんまりと暮らせたら…階段はそのうちに使えなくなるだろし…元気なうちは子供に迷惑をかけずに猫たちと暮らしたい…という思いがありました。

そんなこんなの理由があって、私たちが暮らすのに丁度いい大きさの家に住替えることになりました。

そして、話し合って決めたのが今回の平屋住宅です。かなり長い説明になってしまいました。(-“-)…ワタクシゴトデス

2階への階段 何歳まで上り下りできるのでしょうか?

リビングのイラスト高齢になった自分を考えると、いったい何歳まで階段を使えるのか?と、ぼんやりではなくかなり真剣に考えます。

なぜって、もう既に階段の上り下りがおっくうになっているからです。

今の私なら頑張っても60代ぐらい?

できれば頑張りたくないけれど…でも、60代で健康なら無理をしない程度に頑張らないとダメですね。

ですが、70代になると階段の上り下りが不安になって、周りの家族も注意が必要になると思います。

同居していた祖母がめったに2階に上がって来なくなったのが、そのくらいの年齢だったように記憶しています。

私が膝を骨折したときに経験したことなのですが、足が不自由になると階段は上がるよりも下りるときに不安を感じました。

坂道も同じで下りの方が怖いのです。多分、足に力が入りにくくなるせいで踏ん張る力がなくなり、片足で自分の体重を支えきれなくなるのだと思います。

美しい階段の写真

そして、それをカバーするために手すりに頼った結果、負担をかけた手首まで痛めることになってしまって…何だか重い話になってしまいました。(#^.^#)

なので、階段の上り下りが不安になる年齢は、個人差はありますが大体70代だと思います。

その年代から先の2階の用途は、物置になったままのような気がします。

孫を連れて遊びに来た息子がひょっこり上がることもなく…(想像です)

最近は、平屋の良さが見直されています

平屋住宅は2階建てを建てるよりも建築費が割高になります。

同じ金額で建てた場合には、2階建てを建てた方が大きな家が建ちます。

そんな平屋住宅ですが、最近は良さを見なおされているようで、平屋を建てる若いご夫婦も多くなっているようです。

平屋住宅のメリットとデメリットを探ってみました。

平屋住宅のメリット

リビングのイラスト

平屋住宅の代表的なメリットを挙げてみると…

  • 2階に比べっると構造的に安定しやすい
  • 階段がなくなることでスペースを有効活用できる
  • メンテナンスしやすくなり費用も安くすむ
  • ワンフロアなので高齢になっても安心

2階部分がなくなるので構造的に重心が低くなって安定します。

2階に比べると地震に強い住宅になります。

私たちは地震大国に住んでいるので、これは大きなメリットです。

また、階段にはホールを含めると大体4畳~5畳のスペースが必要なようなのですが、階段がない平屋ではそのスペースを別の用途に使うことができます。

余談ですが、階段は意外とほこりがたまるのに掃除がしにくい場所です。

なので、階段掃除から解放されることがちょっと嬉しかったりします。

メンテナスについても、外壁の塗装やコーキング(外壁の目地部分の材料)の補修時などに足場を掛ける費用が2階建てと比べると安くなります。

そして、ワンフロアなので高齢になっても安心して住み続けることができます。

これは何よりも大きなメリットです。

平屋は地震に強く老後も安心に暮らせる住宅です。

でも、平屋住宅にもデメリットはあるのでそれも確認してみます。

平屋住宅のデメリット

リビングのイラスト

平屋住宅の代表的なデメリットは…

  • 建築にかかる坪単価が高くなる
  • 広く暮らすには広い敷地が必要になる

建築の坪単価や広い敷地面積が必要と言った費用の面が主なようです。

建築時の坪単価が高くなるのは、単純に2階部分がなくなるので、基礎と屋根や設備にかかる費用を丸々1階のみで割らなければならないからだと思います。

間に2階があれば坪単価は安くなります。住宅では、部屋よりも基礎と屋根、設備にかかる費用が大きいようです。

凝った造りにしなければ部屋には壁とクローゼットくらいしかないので、大きな設備があるキッチンや風呂などと比べると坪単価は低いです。

なので、キッチンの設備などのグレードを落とせば、坪単価も低くなるということのようです。

平屋住宅のその他のデメリットについては、日当たりの確保が難しい、防犯面で不安といったこともあるようですが、日当たりについては大きな平屋を建てる場合の悩みで、小さな平屋ではさほど心配ないような気がします。

防犯対策についてもリビングに「掃き出し窓」を設置するのは、平屋も2階建ても同じです。

その他の窓については、「引き違い窓」ではない「縦すべり出し窓」や「横すべり出し窓」を使うのがおしゃれで防犯対策にもいいようです。

広々とした空間で優雅に暮らすことにも憧れますが、こじんまりと自分たちにあった広さを考えてみるのもいいように思うのです。

高齢になっても元気な間は、住み慣れた家で好きなことをして気楽に暮らせたら幸せだと感じます。

そんな思いを叶えてくれる住まいについて、若いうちからちらっとでも思い描いてくればよかったな…と、この年齢になって気づくのです。