最近の30代~40代の子育て世代が建てる新築のキッチンは、ほとんどが対面式で、開放的なキッチンにしたいという理由から、対面キッチンの垂れ壁は圧迫感があって邪魔なのでつけないデザインが多いのだそうです。
または、キッチンとリビングを更に広く開放的に感じるようにアイランド型のキッチンも人気があるようです。
そんな中で私たちは、今回の間取りであえて垂れ壁がガッツリある対面キッチンを選びました。
理由は、ごちゃごちゃしたキッチンの中が見えるのが嫌なのと、調理中の臭いがあっという間に家じゅうに広がる問題からです。
対面キッチンの垂れ壁「要る?」「要らない?」
上の画像が提示してもらったイメージ画なのですが、天井から下りている垂れ壁と、ダイニングテーブルに接してる腰壁が標準よりも高めなのとで、オープンな感じはありません。
以前暮らしていた住居のキッチンは、対面式で垂れ壁がないデザインでした。
1階にはキッチンとリビング、リビングの隣に和室が、後はサニタリールームでしたので、ぐるっと1階全体を見渡せました。
圧迫感がなくてとても開放的だったのですが、何だか少し落ち着かない気がして、隅っこでほっこりできる場所が欲しいと感じていました。
それでも、以前の住居は2階があったので、2階はプライベートな空間で使えていたのですが、今回は平屋なので同じようにキッチンをオープンにしてしまうと、とても落ち着かない空間になってしまいます。
なので、せめてキッチンには垂れ壁をつけて、リビング側からキッチンの中が見えないデザインにしてもらいました。
また、キッチンの腰壁も標準より高くして手元が少し隠れるようにしたので、一昔前のキッチンに似たイメージに仕上がると思います。
キッチンの中が暗くなる心配もしたのですが…キッチンの入口が120cm~130cmくらいと広めなので大丈夫な気もしています。
もう一つの理由の臭いについては、空気の流れを邪魔する垂れ壁がキッチンにないと、料理の臭いが部屋中に(リビングに吹き抜けの階段があった以前の住居では2階にも)あっという間に広がってしまいました。
換気扇を「強」にしても処理しきれず家中に広がってしまうのです。オープンな空間でのデメリットの部分だと思います。
ただ、15年前の換気扇の性能なので、現在はかなり改良されて良くなっているでしょうから、このような心配は要らないと思います。
私たちが住みたい家は、ちょうどいい広さでほっこりと心地よく暮らせる空間です。
広々とオープンな間取りでも、真冬に暖房の効きの悪さを感じるリビングダイニングより、少しくらい狭く感じても暖かく過ごしたいと思いました。
暖房をガンガンに効かせられる余裕があれば、また違ったデザインを選んでいたと思います。
私たちに丁度いい家を考えて決めたつもりなのですが…いつものようにこの決断の結末は数か月後につづきます。
現在は建築前なので、後日またお知らせいたします。