1日目…ウチに来たばかりの子猫のようすと私たちの失敗
平日は私たちが仕事で留守にするので、ハナはお留守番なのです。
その時間をハナがどんなふうに過ごしているのかはわからないのですが、きっと寂しかったり退屈していたりでは…と気になっています。
もしもハナに相棒がいたら、ハナの毎日は楽しくなるのだろうか?…と、少し前から新たに2匹目の猫を迎えようかとぼんやり考えていました。
私たちを相手に遊ぶよりも、猫として一緒に遊ぶ仲間が必要な気がしています。…とは言っても簡単に実行できるものではないので、なかなか決められずにいました。
何よりも心配なのが猫同士の相性なので、いきなり成猫はハナが怖がるだろうから子猫からが良いかも…ハナはわりと体が小さい方なので、大きくなりそうな男の子よりも女の子が良いかも…と、何となく勝手に想像していました。
そして今回、ハナをお世話して頂いた保護団体のホームページで、里親募集をしていたこの子と出会いました。
私たちの希望とは違って男の子だったので一瞬迷ったのですが、「女の子とはまた違って、男の子は甘えん坊で可愛いですよ♪」と勧めて頂いたのと、この子の見た目の可愛さに「それでは…」ということで、7日間のお試し期間となりました。
猫たちの初対面のときに私たちがした失敗!
新しい猫を迎えるにあたって、猫同士の相性の大切さを考えていた私たちですが、気持ちの中に簡単に考えていた部分があったので、猫たちの初対面での知識を何も頭に入れていませんでした。
その結果、子猫を抱っこしたままハナに会わせてしまったのです。
驚いたハナはいきなり「シャー」と威嚇してその場から逃げてしまいました。
そんな私たちの考えのなさが原因で、大切な初代面が大失敗になり、新しい子猫はハナに嫌われてしまったのでした。
保護猫のお世話をされている方からは、「子猫が大きくなると里親を探すのが難しくなるので、ダメな場合は早く連絡をください。」と、言われています。
今の状態では、ハナに受け入れて貰うのはかなり難しい気がします。
2日目…子猫と距離をとる先住猫
子猫がハナに近づこうとすると、ハナが逃げて距離を取ります。
ハナも子猫に興味はあるようなのですが警戒しているようです。
私たちを見るハナは、「この子、なに?」とでも言っているような複雑な表情をします。
ホントにハナは、どう感じて何を思っているのでしょうか?
ハナが不安になることはしたくないので、ハナの気持ちと行動に任せようと思っています。
3日目…逃げてしまった先住猫
ハナは、冷蔵庫の上に逃げてしまいました。
子猫がウチに来るまでのハナは、甘えん坊のお姫さまだったので、子猫に接する私たちを見て不安になっているのかも知れないです。
冷蔵庫の上から私たちのようすを寂しそうに見ています。 (´-ω-`)ポリポリ… これはダメな場合も覚悟しなければと思いました。
「こんなのイヤダもん!」…と、ハナが言っている気がしてほんとうに嫌われるのではと不安でした。
ハナちゃん、どうすれば良いのかなー?
そうして冷蔵庫に逃げて寂しそうに壁を見つめられたら、私たちも泣きたくなってしまいます。…(´; ω ;`)ハナチャーン
4日目…不安そうな猫たち
朝のハナです。
眠っている頭を撫でたら、顔を手で隠して「ぎゅぅーぅ…」と、丸まってしまいました。
昨夜、夕飯を食べた後にもどしてしまったし…とてもストレスになっているようなので、私はなるべくハナといるようにして、子猫は長男に任せました。
子猫もよく食べてよく眠ってくれているのですが、この子もやっぱりストレスを感じてるんだと思います。
昨夜からお腹の調子が悪くなっているようで、ウンチが少し軟らかくて心配です。
2匹が仲良くなるのは難しい気がして…段々と諦めかけていました。
5日目…寂しそうな表情の先住猫
和室の座布団で昼寝をするハナの顔が、更にやつれて尖ったように見えました。
機嫌が悪いのではなくて寂しい顔なんだと思います。
「寂しいよ…どうして良いかわからない」と、言ってるようです。
ハナちゃん、ごめんして…私たちもどうして良いかわらなくなっていました。
6日目…やつれていく先住猫のようす
私たちは、新しい子猫を迎えることをかなり安易に考えていました。
ハナのこんな複雑なようすは予想外だったのです。
少しくらい何かあっても暮らしているうちに自然と仲良くなってゆくものだろうと考えていました。
なのに、こんな複雑な感情のハナを見て、私たちは途方に暮れてしまいました。
でも、何よりもハナの気持ちが一番なので (´ω`*)♥…もう、ダメにしようか…という話もしていました。
寂しいそうなハナにどう接して良いのかがわかりません。
ハナちゃん… ?(=;ω;=)? あんなにツルツルだった毛艶もガサガサになった感じだし…
そろそろ返事をしなければならない期限の日が近づいていました。
7日目(最終日)…小さな変化に驚きました
お試し期間の最終日です。朝のハナと子猫の驚きの光景です。
子猫がすぐ近くに来ても、威嚇することも逃げることもなくそこにいます。
何が起きたのかわからず説明はできないですが、ハナの気持ちに何か変化があったのだと思います。
この様子なら、どうにか仲良くなれるかも知れないという希望が見えたような気がしたので、午後にしようと思っていたお断りの連絡を夕方まで伸ばしました。
そして夕方、猫たちのようすを見てとても悩みましたし、不安な気持ちもまだまだ大きく残っていたのですが、「うちの子に迎えたいです。」と、返事をしました。…してしまいました。
ほんとうに不安がたくさんある中での返事でした。
午後からの猫たちが、特別仲良くなったというのでもないです。
ただ、私が見た昨日までのハナとこの日のハナは、ようすが少し違っていて寂しそうだった目が、少し元気になっているような気がしたのです。
なので不安がある中でも、上手くいくような気がしました。…多分です。
そして…そんな決心の中で家族に迎えた子猫ですが、名前を「モモタ」とつけました。おチビちゃんのお腹の調子は心配なさそうです。
14日目…その後の猫たちのようす
モモタを「うちの子に…」と、返事をして約1週間になります。
その後の猫たちは、良くも悪くもならず…特別近づくことも離れることもなく、お互いを確認できる距離を保ったままです。
ハナは、寂しくて逃げていた冷蔵庫の上が落ち着く場所になったようで、姿が見えないと思ったら大抵そこに転がっています。
モモタは脱衣所の棚によじ登っては、ゴソゴソとひとりで遊んでいます。
遊んでいるうちに眠ってしまうのですが、そのようすがとても寂しそうです。
ハナが吹いて拒絶することはなくなりましたが、甘えさせてもらうには距離がまだまだあるようです。
ハナ、冷蔵庫の上にいないと思ったら、こんなところにいたの?
脱衣所の洗面台に転がっていました。
この季節の洗面ボールは冷たくて気持ちいいよね♪脱衣所は、猫たちのお気に入りの遊び場のようです。
モモタが入っているカゴは、ハナも小さい頃によく隠れて遊んでいました。
モモタは、アイアンのフェンスをよじ登って来れるようになったのが嬉しいようです。
モモタがハナに甘えたそうに近づくのですが、ハナにスッとかわされてしまいます。
息子や私に甘えるのとは全然違うのでしょうね。
モモタの寂しさを思うとキュンとなるのですが、ハナもきっと接し方がわからないのだと思うのです。