新居の上棟の日が近づいてきました。
以前、住宅を建てたときは、祖母が同居していたこともあって、地鎮祭も上棟式も丁寧に行ったのですが、今回は地鎮祭も上棟式も行わないので、特に何かするでもないのですが、棟上げの日を迎えられることはすごく嬉しいです。
今回の新居は、住んでる住宅を売却するところから始まったので、住み替えの行動を起こして上棟の日を迎えるまで約11カ月経過しています。
新居が完成して引っ越しを終えるまでを考えると13カ月くらいになるので、普通に家を買った時と比べると、今回の大変さは考えていた以上です。
そんな期間を過ごしてきたので、上棟式を間近にした嬉しい気持ちは前回以上に大きかったりします。
上棟式とはどんなことをするのでしょう?
昔は、家を建築するときには、完成までにたくさんの建築儀式があったようです。
そんなたくさんあった儀式の中の上棟式が、現在も行われているようなのです。
その上棟式というのは、建物の守護神と匠の神を祀って、建物が棟上げを迎えられたことへの感謝と、完成まで工事が無事であるように祈願する儀式だそうです。
建物の一番高い位置にある、屋根の面と面が接する部分の部材を棟木(むなぎ・むねき)といって、建物の柱や梁などの骨組みが終わった後、最後にその棟木を上げることを棟上げといい、そのときに行う儀式が上棟式なのだそうです。
よく見かける切妻屋根です。
切妻屋根の棟木は、図で示した部分の部材をいいます。
寄棟屋根の棟木です。
横に寝かした部材を大棟(主棟)、そこから家の四隅に向かって置かれた部材を隅棟(すみむね)というそうです。
建築中の新居の屋根がこの形です。
最初の希望は、招き屋根だったのですが、標準ではなく追加料金だったので諦めたのですが、今になって思うと寄棟屋根も安定していて落ち着いた雰囲気で良かったかな…と思っています。
上棟式は「する方がいいの?」「しなくてもいいの?」
上棟式をするかしないかについては、新築を建てられる方はどなたも悩まれるようです。
最初からしないと決めていた私たちでさえ、「やはり行った方がいいのでは?」と、思い返すこともありました。
地鎮祭や上棟式については、色んな考え方があるので、行っても行わなくてもどちらでも良くて、気になるのなら行った方がいいのでは?と、いった意見が多いように感じました。
検索で棟梁さんが書かれているブログを見つけてお邪魔したのですが、棟梁さん側からの思うところもあるようでした。
施主さんの考えでいいようなので、ウチはどちらも行わないままで…
ですが、上棟はとても嬉しいことで、大きな節目のお祝い事なのと、大工さんたちが無事に工事を終わらせて頂きたい気持ちは伝えたい思っています。
上棟の数日後に、コンセントの最終決定が現場であります。
ご祝儀というほどではないですが、大工さんたちにお祝いのお酒を持って伺おうかと思っています。