「縦すべり出し窓」はメリットがいっぱい!!! 人気の理由を探ってみました

ダイニングのイラスト

最近の住宅の窓を見ると、主流だった「引き違い窓」に代わって、すべり出し窓がよく使われるようになってきているようです。

滑り出し窓には、「縦すべり出し窓」と「横すべり出し窓」の2種類あるのですが、 下側が開く窓のことを「横すべり出し窓」と言い、「引き違い窓」よりも雨が入りにくいことが特徴です。

また、窓の左右どちらかを外に開ける窓のことを「縦すべり出し窓」といい、風をたくさん取り込むことができる窓です。

私たちも新居に「すべり出し窓」をたくさん使っていて、23坪程の小さな平屋なので窓の数は大小合わせて16カ所なのですが、「引き違い窓」はリビングの掃き出し窓の1カ所だけで、それ以外は「縦すべり出し窓」が8カ所と「横すべり出し窓」が7カ所です。

すべり出し窓の写真

「すべり出し窓」の中でも、私が特に気に入っているのが「縦すべり出し窓」です。デメリットもありますが、それを補って余るほどのメリットがたくさんあることを知りました。

縦すべり出し窓のメリット

縦すべり出し窓のメリットを考えてみました。

  • 最大90度まで開くことができるので、窓の開閉方向の工夫で風をキャッチして、たくさんの風を室内に取り込むことができ、風が一番良く入ってくる窓。
  • 1枚の窓での開閉なので隙間がない為、閉めた時に窓枠にしっかりと密着するので気密性が高く、家の性能を高くすることができる。
  • 90度まで開くことにより、室内から窓の外側を掃除できる。
  • 窓幅をスリムなデザインのものにすると防犯性が高くなり、並べて設置するとお洒落な外観になる。
  • チェーンや電動により窓の開閉が可能なものがあるので、高い所に取り付けることができる。

縦すべり出し窓のデメリット

横すべり出し窓のデメリットを考えてみました。

  • 窓を開けた状態で雨が降ると、窓ガラスの内側や室内まで濡れてしまう。
  • 外側に開くために雨戸、防犯格子などと併用できない。

また、「すべり出し窓」は外に向かって開くことから、必然的に網戸は室内に取り付けられることになります。

これまでの私たちの住居は、窓の外側に網戸があったので、窓の内側に網戸があることに違和感を感じるかも知れないです。

ですが、網戸が室内にあることで、風雨等による汚れや劣化が少ないということになり、そういう点ではメリットにもなるのかな?という気がします。

私たちの新居の現在は、まだ間取り図が決定した段階なので、上記の内容は調べたり聞いたりしたことをまとめただけの内容です。

完成後には、実際の使い勝手について更新したいと思います。

上げ下げ窓を使っていた私たちの感想は…

勉強部屋のイラスト

ちなみに、以前に暮らしていた住居の窓は「上げ下げ窓」だったので、その「上げ下げ窓」を15年使った感想です。

「上げ下げ窓」の特徴は、窓が上下で半分に分かれていて、上半分は固定されたままで動かず、下半分を上下に動かして開閉します。

最近は使われることが少なくなったようですが、洋風住宅に似合うおしゃれな窓です。

「上げ下げ窓」を使って数年した頃から、開閉するさいに動かす下半分の窓の止まりが緩くなってきたので、全開にしても少しずり下がって止まるようになりました。

また、窓を持ち上げて開ける動作は、思った以上の力が必要で、年々上げ下げする動作を負担に感じるようになっていて、高齢になると負担になるのではないかと心配するほどでした。

デザインはとてもよかったのですが、使い勝手を考えると負担なく開閉できる窓がいいと思いました。

リビングのイラスト

窓は、一度取り付けてしまうと、余程大きなリフォームをしない限り、簡単に取り換えるものではないで、メリットとデメリットをよく理解した上で設置しなければとは考えますが、全てが想像するだけなので、やはり実際に毎日使ってみないことにはわからないと思います。

今回の「すべり出し窓」が良い結果になれば嬉しいのですが…

そして、「縦すべり出し窓」の窓の開く方向で、換気にかなりの違いがあるようなのです。とても気になる内容なので調べてみました。